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ピアノレッスン時の感染症対策について
2020年2月。
最後の週が始まったところで、当時私が関係していた合唱団の練習が全てなくなりました。
合唱団と一緒に、言葉のついた音楽を演奏することに喜びを感じ、
新しく練習する曲をどんな風に弾こうかと考える毎日が幸せだった私。
その生活がガラリと変わりました。
予定されていた本番も次々に延期、再延期、そして中止。
一年が経ちましたが、ほとんどの合唱団がまだ本格的な練習ができずにいます。
今私が練習に参加している合唱団は2団体。お母さんコーラスと中学校の合唱部です。
この二つの合唱団が練習再開できた理由は、
合唱団が少人数であるため練習会場の大きさにゆとりがあったから。
どちらも活動が昼間の時間帯であるということもあり、
練習する部屋の窓を開けて歌っても苦情がこないという
とても恵まれた環境にあったからです。
三密を避け、換気ができる。
これが合唱の練習ではなかなかうまくいかないのです。
練習再開ができたこの二つの合唱団も、必ずマスクを着用して歌い、休憩回数を増やして換気をし、
練習時間そのものをこれまでよりも短縮しています。
部屋のドアも窓も少し開けて練習しています。今の時期は冷たい空気が流れて寒いです。
お母さんコーラスの方は高齢の方も多いので、カイロを貼りダウンジャケットを着込み、
膝掛けをして練習に参加していらっしゃる方もおられます。
自分の好きなこと、元気に生きていくために今やりたい事をするために、
考え工夫して、みんななんとか続けているのです。
合唱の話が長くなってしまいました。
今日の本題、ピアノ教室での対策についての話をしましょう。
廣田ピアノ教室も昨年3月からしばらくの間休業状態でした。
当時はまだ新型コロナウイルスについて伝えられていることは多くはなく、
人と接する時にはマスクをし、丁寧に手洗いとうがいをするということくらいでした。
現在では、密閉・密集・密接を避けることが感染予防につながると言われていますね。
教室を再開するにあたって、レッスン時の安全を守るにはどうしたらいいか。
いろいろ調べて、生徒さんとも相談しながら今は次のような仕方でレッスンしています。
もう当たり前のことですが、ピアノのレッスン時には私も生徒さんもマスクをしています。
マスクを付けてピアノを弾くのは、最初は苦しかったです。
レッスン室には換気扇が設置されています。
部屋に人がいる時は必ず使用しています。
レッスンの時間がつながらないようにインターバルを取ります。
その時間にドア全開で空気の入れ替えをしています。
また、二酸化炭素濃度測定器でレッスン中も換気の状態が確認できるようにしました。
空気清浄器は2台使用しています。
ピアノの弦が錆びたら困るので薬剤などを使うタイプの物ではありませんが、
細かい粒子に対応したものです。
ウイルス対策に加湿は必須だそうです。
ピアノにも適した湿度があります。冬はエアコンの使用で部屋が乾燥しがちです。
一定の湿度が保てるように、加湿器を使って常に注意を払っています。
楽器メーカーが推奨するピアノの部屋の湿度と、ウイルス対策に良いと言われている
湿度は同じような数値でした。
そしてピアノのレッスンでなんといっても問題になるのがピアノの鍵盤です。
鍵盤は必ず共用しなければならず、一番悩んだところです。
ピアノの鍵盤は、アルコールが付着すると傷んでしまいます。
演奏会場でピアノを使用する時には、必ずアルコールで手を消毒してから
よく乾かしてピアノを弾くようにと言われます。
ですが、限られた時間でレッスンを受けにいらしている生徒さんの都合を考えると、
乾かす時間がなんだかじれったく思いますし、
指が乾いたとは思っても、鍵盤は本当に大丈夫なのかしら…と不安も残ります。
鍵盤が割れたり剥がれたりして修理をすることになると
その期間はピアノが使えないことになってしまいます。
いろいろ考えた末に、鍵盤はひたすら拭く!ということに決めました。
ノンアルコールの除菌シートは、使用後に別布でもう一度拭く必要はありますが、
鍵盤に使用しても大丈夫だそうです。
そしてレッスンにいらした方には最初に石鹸で手を洗ってもらうことにしました。
水栓のレバーもアルコールで除菌しています。
今私の教室では、キークリーナーとノンアルコールの除菌シート、
布での水拭きと乾拭きを組み合わせて、鍵盤を清潔に保つことを心がけています。
以上が現時点での感染症対策の取り組みです。
私には教室に通っている生徒さんの健康を守る責任があります。
生徒さんには、みんなで使うピアノという事を意識してもらい、
このピアノを大切に扱ってもらえるとうれしいです。
感染症対策に100パーセントはないでしょう。
とにかく今できることを確実に行っていこうと思います。
私が気づいてないことや新しくわかったこと、良いアイディアがありましたら教えてください。
有効な新しい対策を耳にしたら、私もお知らせしたいと思います。
今は、何も心配せずに思いっきり音楽が楽しめる日が来る事を願っています。
最後の週が始まったところで、当時私が関係していた合唱団の練習が全てなくなりました。
合唱団と一緒に、言葉のついた音楽を演奏することに喜びを感じ、
新しく練習する曲をどんな風に弾こうかと考える毎日が幸せだった私。
その生活がガラリと変わりました。
予定されていた本番も次々に延期、再延期、そして中止。
一年が経ちましたが、ほとんどの合唱団がまだ本格的な練習ができずにいます。
今私が練習に参加している合唱団は2団体。お母さんコーラスと中学校の合唱部です。
この二つの合唱団が練習再開できた理由は、
合唱団が少人数であるため練習会場の大きさにゆとりがあったから。
どちらも活動が昼間の時間帯であるということもあり、
練習する部屋の窓を開けて歌っても苦情がこないという
とても恵まれた環境にあったからです。
三密を避け、換気ができる。
これが合唱の練習ではなかなかうまくいかないのです。
練習再開ができたこの二つの合唱団も、必ずマスクを着用して歌い、休憩回数を増やして換気をし、
練習時間そのものをこれまでよりも短縮しています。
部屋のドアも窓も少し開けて練習しています。今の時期は冷たい空気が流れて寒いです。
お母さんコーラスの方は高齢の方も多いので、カイロを貼りダウンジャケットを着込み、
膝掛けをして練習に参加していらっしゃる方もおられます。
自分の好きなこと、元気に生きていくために今やりたい事をするために、
考え工夫して、みんななんとか続けているのです。
合唱の話が長くなってしまいました。
今日の本題、ピアノ教室での対策についての話をしましょう。
廣田ピアノ教室も昨年3月からしばらくの間休業状態でした。
当時はまだ新型コロナウイルスについて伝えられていることは多くはなく、
人と接する時にはマスクをし、丁寧に手洗いとうがいをするということくらいでした。
現在では、密閉・密集・密接を避けることが感染予防につながると言われていますね。
教室を再開するにあたって、レッスン時の安全を守るにはどうしたらいいか。
いろいろ調べて、生徒さんとも相談しながら今は次のような仕方でレッスンしています。
もう当たり前のことですが、ピアノのレッスン時には私も生徒さんもマスクをしています。
マスクを付けてピアノを弾くのは、最初は苦しかったです。
レッスン室には換気扇が設置されています。
部屋に人がいる時は必ず使用しています。
レッスンの時間がつながらないようにインターバルを取ります。
その時間にドア全開で空気の入れ替えをしています。
また、二酸化炭素濃度測定器でレッスン中も換気の状態が確認できるようにしました。
空気清浄器は2台使用しています。
ピアノの弦が錆びたら困るので薬剤などを使うタイプの物ではありませんが、
細かい粒子に対応したものです。
ウイルス対策に加湿は必須だそうです。
ピアノにも適した湿度があります。冬はエアコンの使用で部屋が乾燥しがちです。
一定の湿度が保てるように、加湿器を使って常に注意を払っています。
楽器メーカーが推奨するピアノの部屋の湿度と、ウイルス対策に良いと言われている
湿度は同じような数値でした。
そしてピアノのレッスンでなんといっても問題になるのがピアノの鍵盤です。
鍵盤は必ず共用しなければならず、一番悩んだところです。
ピアノの鍵盤は、アルコールが付着すると傷んでしまいます。
演奏会場でピアノを使用する時には、必ずアルコールで手を消毒してから
よく乾かしてピアノを弾くようにと言われます。
ですが、限られた時間でレッスンを受けにいらしている生徒さんの都合を考えると、
乾かす時間がなんだかじれったく思いますし、
指が乾いたとは思っても、鍵盤は本当に大丈夫なのかしら…と不安も残ります。
鍵盤が割れたり剥がれたりして修理をすることになると
その期間はピアノが使えないことになってしまいます。
いろいろ考えた末に、鍵盤はひたすら拭く!ということに決めました。
ノンアルコールの除菌シートは、使用後に別布でもう一度拭く必要はありますが、
鍵盤に使用しても大丈夫だそうです。
そしてレッスンにいらした方には最初に石鹸で手を洗ってもらうことにしました。
水栓のレバーもアルコールで除菌しています。
今私の教室では、キークリーナーとノンアルコールの除菌シート、
布での水拭きと乾拭きを組み合わせて、鍵盤を清潔に保つことを心がけています。
以上が現時点での感染症対策の取り組みです。
私には教室に通っている生徒さんの健康を守る責任があります。
生徒さんには、みんなで使うピアノという事を意識してもらい、
このピアノを大切に扱ってもらえるとうれしいです。
感染症対策に100パーセントはないでしょう。
とにかく今できることを確実に行っていこうと思います。
私が気づいてないことや新しくわかったこと、良いアイディアがありましたら教えてください。
有効な新しい対策を耳にしたら、私もお知らせしたいと思います。
今は、何も心配せずに思いっきり音楽が楽しめる日が来る事を願っています。
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